仮面うつ病

仮面うつ病

うつ病は心の病気と言われることもあるように精神的な症状が現れるものだと思われがちですが、
うつ病の症状はまず身体的な症状として現れることが多いです。

身体的な症状と平行して精神的な症状も現れはじめるのが一般的なうつ病の症状なのですが、
うつ病の精神的な症状が表面上現れないで身体的な症状ばかりが現れるうつ病の状態のことを
「仮面うつ病」を呼んでいます。

本来現れるはずの精神的な症状が強い身体的症状に隠れた状態であるために
仮面うつ病という病名で呼ばれているのです。

うつ病の精神的症状には、悲観的思考、意欲低下、絶望感、憂鬱環などがありますが、
これらの症状が表面化しないのが仮面うつ病の特徴です。

反対に仮面うつ病の場合は頭痛やめまい、肩こり・腰痛、疲労感や眠気が解消されない、
食欲が出ない、過食気味などの身体的な症状がより強く現れます。

仮面うつ病も普通のうつ病と同様に、
今までやっていたことをするのが急に億劫に感じるようになり、出来なくなってしまいます。

しかし仮面うつ病の症状は普段でも感じる身体の不調と変わらないので、
本人はもちろん診断した医療機関でさえもなかなかうつ病であることを発見することが
できない場合が多いようです。

うつ病の予防

うつ病が発症する原因はさまざまで症状も多様なのですが、
うつ病を予防するために自分自身でできることはどんなことでしょうか。

うつ病の原因や症状はさまざまなのでうつ病を予防するための方法もいろいろなものがあると思います。

まずうつ病の予防に効果的だと考えられているのが
脳内物質であるセロトニンを分泌させやすくすることです。

脳内のセロトニンはうつ病と密接な関係があると言われています。

このセロトニンが分泌されやすいようにすることでうつ病を効果的に予防できると考えられています。

うつ病を予防するのに有効なセロトニンを多く分泌させるためには、
日光を浴びること必要です。

また運動量が不足している状態ではセロトニンの分泌は減少してしまうらしいので
適度な運動を続けることもうつ病予防には有効だといえます。

また気持ちを切り替えることでうつ病の予防になります。

頑張り過ぎないようにする、失敗しても次頑張ればいい、
困ったときには周囲の人に相談すればいい、という気持ちを意識的に持つように心がけます。

またうつ病の予防には魚を食べることが効果的といわれています。

特に産後うつ病の予防には効果的だといわれていて、
ある研究結果によると魚の消費量の多い国では産後うつ病の発症率が低いと立証されているそうです。

うつ病の本について

うつ病についての知識はまだまだ広く認知されていません。

そのために正しい治療を行なわないままうつ病の症状を悪化させてしまうケースも少なくありません。

うつ病のことをうつ病の本から学び知識をつけるのは良いことでしょう。

ただしうつ病についての考え方や改善の方法には人によって違いがあり、
正解がひとつだけではないということを覚えておく必要があります。

うつ病の本は著者によって内容が異なりますので、
うつ病の本を選ぶ際には十分に検討してから購入を決めるようにするほうが良いでしょう。

また共感できる内容のうつ病の本を何冊か買うようにすることもお勧めします。

そして注意していただきたいことは、うつ病についての知識を得ることによって、
下手をすると自分自身がうつ病の症状に陥ってしまうこともあるということです。

なのでお勧めしたいうつ病の本は、うつ病のしくみや原因を解説した本よりも、
うつ病を体験した著者によって書かれたうつ病を克服した体験談などです。

これらの本は解説本とは違ってうつ病で悩んでいる方の励みになり支えや目標になるように思います。

うつ病の本の購入を検討しているのであれば、一度書店で立ち読みしてみるなど、
内容に目を通して自分に合っていると思うものを購入するようにしましょう。

うつ病のしくみ

うつ病は脳内にある神経伝達物質が分泌が正常に行われなくなるという状況がおこっているそうです。

この状態は内因性うつ病がもっとも明確に現れるとのことです。

うつ病の原因となる神経伝達物質の種類には、
セロトニン、メラトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン、アセチルコリンなどがあります。

またストレスを受けると副腎から分泌されるホルモンであるコルチゾールという物質が多量に分泌され、
このコルチゾールが脳細胞に与えるダメージがうつ病の原因のひとつということも
確かめられているそうです。

このようにうつ病がおこるしくみは色々なホルモンが分泌異常を起こし、
それらが相互に影響しあっている可能性があるということです。

うつ病の治療に用いる抗うつ薬であるSSRIやSNRIはノルアドレナリンと
セロトニンの2つの神経伝達物質の異常にだけ効果があるので、
そのほかの神経伝達物質の異常が原因となっているうつ病では改善しきらないことがあるのです。

またうつ病になるしくみは、神経伝達物質の分泌異常以外にも栄養素の摂取の不足にもあるようです。

ビタミンB郡、ビタミンC、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ナイアシンなどが
不足することでセロトニンなどの神経伝達物質が生成されなくなったり、
意欲低下、情緒不安定、悲観、不安感などのうつ病に通じる症状を起こすことがあります。

これらのうつ病のしくみからうつ病の治療も複合的に行わなければならないことが分かると思います。

投薬治療だけでは改善しないうつ病もあるということです。

うつ病の治療薬について

うつ病の治療には抗うつ剤を服用することが一般的です。

うつ病の治療で抗うつ薬を飲むと便秘になることがあるようです。

また、抗うつ薬によって口の渇きを感じるようになることもあるようです。

これはうつ病の治療につかう薬によって抗コリン作用と呼ばれる副作用が起こるためなんだそうです。

うつ病の治療に使用される抗うつ剤にはアセチルコリン受容体と呼ばれる
脳内のセンサーのような部分に結合する性質があります。

この結びつく性質によって、大腸が活発に動くようになるので、
水分が過剰に吸収されて、うつ病の薬物治療中には便秘になったり
口や喉が乾いたりということが起こります。

うつ病の治療で三環系のトリプタノール錠やアモキサンカプセルという抗うつ薬を服用して
ひどい便秘になり、SSRIのルボックスという抗うつ薬に変えたという例もあるそうです。

前立腺肥大症を煩っている人はうつ病の治療で抗うつ薬を服用することで
尿が出にくくなるケースがあるそうです。

急性閉塞隅角緑内障をはじめ緑内障の方は、
うつ病治療によって抗コリン作用で眼圧が上がって緑内障の症状をより悪くさせる危険があるそうです。

これらの病気に人はうつ病の治療について、前もって医師に相談することをお勧めします。